
どこの避難所にいるの?
2011年3月、大地震で日本中が混乱していました。
避難所にはたくさんの人が集まり、体育館の壁には「避難者名簿」が貼られました。
けれど、家族が別々の場所にいる人にとっては、その名簿を探しに行くことすら難しかったのです。
オンラインなら誰もが見られる
あるボランティアが、その名簿をスマホで撮影してネットに載せました。
すると同じように、各避難所から名簿の写真がどんどん集まってきます。
けれど、写真のままでは「◯◯さんはどこ?」と検索できません。
情報が宝の山なのに、使えないまま眠っていました。
スプレッドシートに入れろ!
そこで動いたのがGoogleやボランティアの人たちです。
集まった名簿の写真を、スプレッドシートという表に打ち込む作戦を始めました。
社員やボランティアが数十人集まり、名簿を見ながら一人ひとり名前を入力していきます。
誰かが書き込むと、すぐに全員の画面に反映され、表があっという間に埋まっていきました。

共同作業の威力
ただ、写真を見て文字を打つのはとても大変。
そこでエンジニアが工夫します。
写真を表示しながら、名前や避難所情報を簡単にコピー&ペーストできるツールを作ったのです。
作業スピードは一気に上がり、避難所の情報が次々にデータ化されました。
「この避難所に父がいる」「水がもらえるのは午後3時まで」――そんな情報がリアルタイムで共有され、多くの人の役に立つことができました。
さらに詳しい内容はこちらから▽
https://www.google.org/crisisresponse/kiroku311/chapter_07.html?utm_source=chatgpt.com
ローカル保存<オンライン保存
「ローカル保存」は、一人のパソコンの中で完結する世界です。
「オンライン保存」という仕組みは、みんなで同時に作業して、多くの力を結集することができるのです。
これはビジネスでも同じことです。
大切な書類やこれまでの実績をオンラインに置けば、PCが壊れても消えないし、社員ですぐに共有できます。
オンライン保存は、ただ便利なだけじゃなく、人をつなぎ、知を結集する力を持っているのです。
<<Vol.8の内容>>
1.今さら聞けない!?GoogleDrive活用術
- 結局「Google Drive」って何なの?
- なぜ「オンライン保管」が大事なのか?
- Google Workspace(有料版)とは?
- 仕事で役立つ使い方

2. 日傘デビュー続々!そして時代は空調服へ
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