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MORE TIMES Vol.7  この避難所に父がいる
2025年08月29日

どこの避難所にいるの?

2011年3月、大地震で日本中が混乱していました。

避難所にはたくさんの人が集まり、体育館の壁には「避難者名簿」が貼られました。

けれど、家族が別々の場所にいる人にとっては、その名簿を探しに行くことすら難しかったのです。

オンラインなら誰もが見られる

あるボランティアが、その名簿をスマホで撮影してネットに載せました。

すると同じように、各避難所から名簿の写真がどんどん集まってきます。

けれど、写真のままでは「◯◯さんはどこ?」と検索できません。

情報が宝の山なのに、使えないまま眠っていました。

スプレッドシートに入れろ!

そこで動いたのがGoogleやボランティアの人たちです。

集まった名簿の写真を、スプレッドシートという表に打ち込む作戦を始めました。

社員やボランティアが数十人集まり、名簿を見ながら一人ひとり名前を入力していきます。

誰かが書き込むと、すぐに全員の画面に反映され、表があっという間に埋まっていきました。

共同作業の威力

ただ、写真を見て文字を打つのはとても大変。

そこでエンジニアが工夫します。

写真を表示しながら、名前や避難所情報を簡単にコピー&ペーストできるツールを作ったのです。

作業スピードは一気に上がり、避難所の情報が次々にデータ化されました。

「この避難所に父がいる」「水がもらえるのは午後3時まで」――そんな情報がリアルタイムで共有され、多くの人の役に立つことができました。

さらに詳しい内容はこちらから▽

https://www.google.org/crisisresponse/kiroku311/chapter_07.html?utm_source=chatgpt.com

ローカル保存<オンライン保存

「ローカル保存」は、一人のパソコンの中で完結する世界です。

「オンライン保存」という仕組みは、みんなで同時に作業して、多くの力を結集することができるのです。

これはビジネスでも同じことです。

大切な書類やこれまでの実績をオンラインに置けば、PCが壊れても消えないし、社員ですぐに共有できます。

オンライン保存は、ただ便利なだけじゃなく、人をつなぎ、知を結集する力を持っているのです。


<<Vol.8の内容>>

1.今さら聞けない!?GoogleDrive活用術

  • 結局「Google Drive」って何なの?
  • なぜ「オンライン保管」が大事なのか?
  • Google Workspace(有料版)とは?
  • 仕事で役立つ使い方

2. 日傘デビュー続々!そして時代は空調服へ

  • 男性の4人に1人が“ヒガサー”
  • 子ども用日傘は前年比200%増
  • そして時代は空調服へ!

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